今回は『YouTube集客を始めたいならまず〇〇から考えるべし』というテーマでお伝えします。
・今からYouTubeを使って集客を強化したい
・YouTubeをビジネスに活用していきたい
と思っている経営者や企業の方へ参考になれば幸いです。
YouTube集客を始めたいときに考えること
YouTubeで集客をしたいと考えるときに『現状の課題』になっていることはありますか?
何かしらの課題や新しい取り組みとしてYouTube運用をお考えになっているかと思います。
よく「こうすれば再生回数が多くなる」とか「キーワードを左側に入れて・・」とか「サムネイルが重要」など、テクニック(手法)を求めがちになりますが、実は集客として考えたときに大事なポイントがありますので、そこを解説したいと思います。
うまくいってる同業チャンネルの真似はしない
ズバリ真似しない。ってことです。
言い方を変えると『パクるな』という意味です。
マーケティングの考え方として『うまくいっている事例を模倣する』という考え方はあります。これは僕も間違っていないと思いますが、パクったらダメですよ。とお伝えしたいんです。
型を仕入れるというやり方はあるんですが、意味は違います。
ここでモデリングする(ベンチマークする)チャンネルを見つけることは良いと思いますが、
同業他社が行なっている『編集を丸ぱくり』だったり『どこかで見たことあるな・・・』というような内容に思えてしまうと『視聴者』が気付く、もしくは『似たようなチャンネルあるよね』となると思いませんか?
ここで型を仕入れるという話をしたのは『なぜ見られているのか?』『なぜこのような企画をつくっているのか?』『どういう視聴者層に届けているのか?(反応しているのか?)』という動画を分割して考える視点を持つことが大事だと思います。
うまくいっている、多くの視聴者から支持されてるには理由があるはずです。
その理由を分析して、自社の顧客層に合わせて動画を設計してあげる。という方法もあります。(一例です)
なので、丸パクリしてうまくいったとしても、見る人が見たら・・と、私は思います。みなさんはどう思いますか?
二番煎じが失敗する理由と今後の対策
丸パクリする続きになりますが、あまりにも模倣した内容やチャンネル、動画編集を行なっていると『また同じような奴が出てきたな』と思う人もいるでしょう。(そう思いませんか?)
失敗する理由は『偽物』や『似たような人』になってしまうと『所詮二番煎じ』というレッテルがあるかもしれません。
過去に、一時期アルゴリズム攻略として『似たようなサムネイル』『似たような編集』をすることで『関連動画』に乗りやすいという手法があったのが原因だと思います。
これがずっと続くかというと・・・そうは思いませんし、今はそうなってないです。(だとすると数万人のチャンネルが量産されているはずだからです)
某チャンネル(事業者)の方が、うまくいっている同業チャンネルのコンセプトや編集からサムネイルまで、ほぼ丸ぱくりしてるケースがありました。
今どうなってるかというと、模倣した本家のチャンネルは20万人以上、一方でパクった方は2000人程度で再生数のアベレージは200前後という結果になっています。(多分ですけど、一時的に広告使ったのか、登録者を買ったんじゃないかというくらいの反応率になっています)
そうなってくると、『どうやったら再生数を稼げるのか?』『どんな企画をつくれば登録者が増えるか?』という目先の数字だけを追いかけてしまいがちになってしまします。
これって・・・当初の目的である『集客のためのYouTube』ではなく、『登録者や再生回数を伸ばす』ことが目的になっていますよね。
で、ここからすごく大事なことを言いますが、
その模倣するチャンネルの客層と、自社の客層の価値観は全く同じですか?
商品サービス、提供している内容が全く同じであれば『誰から買うか?どこで買うか?』になりますが、
会社として、事業者として提供しているものは違うことの方が多いと思います。
例えば同じ住宅会社でも、
・ハイクラスの人たちから選ばれる注文住宅の会社
絶対に客層違いますよね?
同じ『家』という商品であっても顧客(YouTubeだと視聴者)の価値観は違います。
では、何を大事にしないといけないのかというと、答えはすごく簡単です。
今のお客さまたちが、なぜ自社を選んでくれたのかを
しっかり分析することでお客さんの価値観を知ることができます。
情報発信の考え方として、
欲しい人に、欲しい情報を、欲しいタイミングで届けること。
という言葉があります。
将来的にはお客さんになる人でも、今はそこまでのステージにいないかもしれません。
まだ必要としていない人・・なんとなく良いとは思っているけど具体的に進めていないなど
何も知らない困ってない・・今はまだ必要としていない、問題に気づいていない状態(潜在顧客)
本当はもっと細かく分けることができるのですが、ざっくり3つに分けたとしても、届けてあげる情報は全く異なります。
ということは、企業がYouTubeを集客に活用したいと思ったときに、どんな位置付けで動画配信をするかというのがすごく大事になってきます。
YouTube運用目的の軸を決めて配信する
先ほどの『誰に、どんな状況の人に情報を届けるのか』という部分で考えたときに、YouTubeの動画をどんな位置付けで活用していくかという『軸』を決めることをおすすめしています。
ペルソナ設定とよく呼ばれますが、私は年代とかではなく価値観や行動ベース、物の選び方や好みで分けた方がいいと思っています。
その結果が、例えば30代の女性が多かった。というだけなので、大事なのは価値観やコンセプトに共感してくれるようなターゲット層に響く内容を届けてあげることが大事だと思っています。
そして、動画を見た人がどんな感情になるのか?という部分から、誰が話すのか?人は出た方がいいのか?どんなフォントで文字を表示すべきか?という動画の構成に入っていきます。
ここを履き違えると、えらいことになるのでホントに注意してくださいね。逆効果な編集してしまっている動画もYouTubeで見かけます。
動画は情報量が多いと言われていますが、不要な情報も伝わります。
例えば・・・内容にそぐわない無駄な効果音、女性向けの商品なのに男性向けの編集したり、背景が気になって気が散るとか。
YouTubeで集客したいと思っているのであれば、どんな人に動画を見て欲しいのか?そしてどんな内容を届けるのか?という『軸』をしっかりつくってあげることが非常に重要だと私たちは考えています。
この『軸』は、事業者・企業によって違うはずですよね。YouTubeだけでなく、ホームページやSNS集客でも同じことですが、コンセプトを伝えることはすごく大事です。
動画タイトルから決めることも1つの戦術
では、少しだけ具体的なお話をしたいと思います。
先ほどのYouTube動画の配信する内容や戦略にもよりますが、動画のタイトルを先に決めて動画をつくっていく方法もあります。
・検索ボリュームのキーワード、Q&Aからタイトルを考える
・具体的な検索キーワードに対してのアンサー動画(Google検索対策)
というような『今すぐ客』の人たちが調べるキーワードごとに動画をつくっていく方法です。
ターゲット層がどのステージにいるかによって動画の内容やタイトルは変わります。
例えば・・・YouTubeの動画編集を依頼できる人を探している場合
・YouTube 動画編集 価格 →価格が知りたい
・YouTube 動画編集 相場 →相場を知りたい
・YouTube編集 業者 →どんな業者があるか知りたい
・YouTube動画編集 安い →安い人を探したい
というような『検索意図』で調べますよね。
一方、「YouTube 動画編集」だけで調べると、動画編集の仕事についての内容や編集の仕方なども表示されます。
GoogleもYouTubeもそうですが、検索するキーワードによって、検索した人が求めている情報を表示する仕組みになっています。
ということは、どんな動画をつくれば良いのか?ということを考えると、やっぱり『顧客』が知りたいこと、そして『軸』にしているコンセプトに共感してくれて初めて興味を持ってもらったり、気になるな・・と感じてくれるようになります。
動画を見ただけで『買いたい!』と思えるよな宣伝バリバリの動画も、見る人によっては『良い動画』であり、まだ興味関心がない人にとっては『不要な動画』になります。
これは運用方針によって、どのような動画をつくっていくかはそれぞれ違ってくると思います。
YouTube集客を行いたいと思った時は、まず軸を決めて、誰に向けての動画を配信していくのか?という最初に設計することも重要です。
YouTube集客を始めたいなら『軸』を考える
ということで、今回は『YouTube集客を始めたいならまず〇〇から考えるべし』というテーマでお伝えしました。
軸を考えてから始めることで、目的が再生数や登録者の増加にすり替わらないようにもできますし、本当に届けたい人に届くことの方が重要だ!ということが今回お伝えしたかったので共感していただけたら嬉しいです。
もし、「なるほど!」とか「ためになった!」という方がいたらどんどんシェアしてください笑(喜びます)
実際、弊社の別事業では2018年から『YouTubeを見て問い合わせしました』という事例がありがたいことにずっと続いています。
YouTubeで集客を強化することは難しいことではありません。
『動画』というものは、いろんな活用の仕方がありますので、YouTubeというプラットフォームをうまく活用することで、将来的に集客がラクになる。という状態はつくれると思います。
実際に集客がすごくラクになった!というクライアントさんもいらっしゃいますので、今度インタビューでもしてみようかと企んでいます。
ということで、今回は『YouTube集客を始めたいならまず〇〇から考えるべし』というお話でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。