今回は「あなたの会社や事業でもYouTubeを活用できる理由」というテーマでお伝えしていきます。
2020年から関東の企業さんを筆頭に、続々と企業さんがYouTubeを活用したマーケティング戦略に取り組み始めました。
「大手だから」「人気がある会社だから」という誰もが知る企業だけでなく、地方の店舗ビジネスや個人事業者でもYouTubeを活用したビジネスを行なっています。
そんな周りでYouTubeを活用してる会社やお店を見ながら「自社でもYouTube始めた方がいいかな?」と考えている事業者の方に見て欲しい内容になっています。
企業もYouTubeをどんどん活用しよう
最初に言います。会社の規模は全く関係ありません。
むしろ、小規模事業者や中小企業さんの方が即行動に移せたりできるので個人的にはオススメしています。
どんな活用の仕方があるのかというと・・
・YouTubeで認知を拡大してブランディングに活用する
・採用コストを「ゼロ」にしてYouTube経由で応募が来る
・登録者数や再生回数を伸ばすと広告収益にも繋がっていく
大きく分けてこの4つですが、細かい話をするともっと細分化した活用の仕方があります。
例えば、企業や事業者がYouTube活用を行いたいと思う理由で多いのは「集客・売上UP」です。
これにも様々な活用の仕方があります。
集客や売上を伸ばす目的の場合
この目的でも「業種・業態」によって様々な見せ方があるわけです。
例えば・・・
・自社HPやオウンドメディアに組み込む前提で動画を配信していく
・インスタなどSNSと組み合わせてウェブマーケティングの位置付けで活用
・動画内に演者を立てて「キャラ設定」を行い「ファン化」を狙っていく
・エンターテイメントの要素を増やして多くの人に見てもらう運営を行う
上記に5つほど運営の方針を書きましたが、それぞれ同じ会社だとしても、
配信していく企画や動画の内容は全く違うものになってくるのがわかると思います。
この5つはあくまでも「手段」、目的は「売上UPや集客」に設定した場合です。
YouTubeでブランディング
「ブランディングを行いたい」と、事業者・経営者の方からご相談を受けることもあります。
ここでどうYouTubeを活用していくか?という最初に決めるべき方針があります。
それは「ゴール設定から逆算して設計すること」です。
「ブランディング」の定義によって捉え方は変わってくると思いますが、
わかりやすい考えをすると「将来的にどうなりたいか」だと思います。
日本の高級車といえば・・・『LEXUS』
贈り物を買いに行くなら・・『伊勢丹』
みたいな”誰”にとってどんな存在やイメージになりたいか?という部分です。
そのゴール設定を行って、どんな動画を配信していくのか、それは誰に向けての動画なのか。
という企画を行なっていく流れです。
またYouTubeだけでなく、SNSを組み合わせて運用して「考え方」や「ブランド」を意識した内容を発信していく。
となると、先ほど「売上や集客」を目的とした発信内容と少し変わってくると思います。
人材の採用に活用したい
実はYouTubeを活用したい企業さんからの相談で多いのが「人材確保」と「採用コストの削減」です。
2番目に紹介した「ブランディング」と共通する部分もあるのですが、
結果的に「人材コストを削減したい」という目的で「人気のチャンネルにする」ことを手段として設定したり、
人柄や雰囲気など「なんかこの会社いいな」「こんな会社で働きたいな」と思ってもらえるような見せ方の工夫を行なっていくことも大事だと思います。
もちろん、大前提として「ホワイトな企業」であることも大事だと思いますが・・・。
例を挙げていくと、
とある住宅メーカーさんのYouTubeチャンネルは登録者が1万人を超えています。
・しかも異例の成約率で年商10億以上伸びている。(注文住宅なので)
・採用募集をすると、応募者は「その会社のファン」の人。
経営者の立場からすると「続いてくれるか」という懸念がありますよね。
せっかく教えて育てたのにすぐ辞めてしまう。これは避けたい。
また、1名の採用コストが100万以上かかっているケースも珍しくありません。
それをYouTube活用することによって「すでに自社のファン」になっている人、共感してくれている人が応募してくれる状態を作れるので、
実際に採用するまでのコストや時間、手間もラクになるわけです。これは本当に良いことだと思います。
「採用」を目的に考えると”視聴者層を意識した動画コンテンツ”も必要になってきますよね。
YouTubeを広告収益化して収入源を増やす
企業さんというよりも、個人事業や店舗型ビジネスを行なっている方の目的として、YouTubeを収益化することで収入源を増やしたい目的もあると思います。
どちらかというと、自社商品を販売した方が利益につながりやすいので、弊社のクライアントさんには少ないのですが、
事実、広告収入で「毎月何十万円」と入っている企業さんや個人もいるわけです。
だだし、広告収入で毎月何十万と稼げるようになるためには時間も必要ですし、登録者や再生回数を意識した動画を作っていく必要があります。
正直、企業さんが発信する内容で、ここまで伸ばすためには「動画のジャンル」が深く関係してきます。
例えば「不動産・住宅関連・車・インテリア」という年齢にあまり左右されない幅広いジャンルであること。
逆をいえば「冠婚葬祭」など人生の中で一時的なものである分野と比べると「視聴者」の絶対数が違うわけです。
でも、本業とは全く別のことでYouTubeを活用している方もいらっしゃいます。
可能性はゼロではないので挑戦してみるのも良いと思います。
・広告の単価:1再生あたり0.1〜0.3円など
・チャンネルや視聴者の属性で広告単価も変動もします
ということは30万円の収益を行うためには最低でも毎月100万回〜300万回・・という人気チャンネルになる必要がありますね。
私はそれよりも、自社商品につなげる施策を行う方がラクじゃないかなと思ってます。
どんな会社でもYouTubeは活用できる
業種・業態によってお客さんとなる層は異なると思いますが、
お客さんがいるということは、お客さんが知りたいこと、Q&A、その人が役立つ情報も必ずあると思います。
また、この日本の中で唯一無二の商品であれば別ですが、
ほとんどの場合、類似商品や業種は存在しているはずです。
ということは、顧客の視点から考えると「比較検討」や「どこにするか」という選択がどこかのタイミングで発生していると思います。
商品を購入する前の段階ですね。
そしてYouTubeだけでなく、他のSNSの媒体や、ホームページと組み合わせながら配信を行うことで、
結果的に利益につながってくる『ウェブ資産』になると思います。
このYouTubeを活用していく中で大事な考え方として、ネットの世界に「自社の資産を増やしていく」という考え方がとても大事です。
広告みたいにすぐ成果や問い合わせに繋がるケースはごく稀です。
長期的な運用を行なって『初めて成果につながっていく』ものになります。
まとめ
今回は「あなたの会社や事業でもYouTubeを活用できる理由」というテーマでお伝えしました。
BtoCの事業であれば、一般消費者が顧客層なので「お店のファン」を獲得したり、「認知の拡大」にも繋げやすいと思います。
BtoBであれば、様々な動画コンテンツをYouTube上に掲載することで、自社ブランディング・営業資料の動画・採用動画・商品の解説や差別化要素として、わかりやすく動画で伝えることに使えたり、
コンテンツマーケティングを行なっている中で、YouTubeの動画連動させたりすることでSEO対策や流入経路の拡大など、いろんな活用の仕方があると思います。
いろんな世代がYouTubeを見る機会が増えており、ライフスタイルの中に浸透していると言っても過言ではないと思います。
だからこそ、自社の魅力を伝える手段として「YouTubeを活用していく」という選択肢も今後必要になってくるのではないでしょうか。
最後までご視聴ありがとうございました。