
今回は、会社案内の動画制作をお考えの企業様・店舗様に向けて、
動画制作の始め方や依頼先の選定方法、YouTubeとの組合せ方法などもご紹介します。
会社案内って固くなりがちですが、誰に見てもらうか?という動画のターゲット層に合わせて制作することをおすすめします。
それでは解説していきたいと思います!
会社案内の動画制作の始め方
会社案内の動画は、採用・展示会・コーポレートサイト・普段の営業活動など幅広く活用できます。
データで持ち出せるのでスクリーンに投影したり、ウェブサイトやSNSへ掲載したり、
中小企業や店舗事業者にとっても、会社案内・店舗案内の動画は、雰囲気や自社の魅力を伝える有効な手段の1つです。
特に動画は情報量が多いので伝えたいことを伝えやすいメリットもありますね。
会社案内の動画制作では、
・どんな会社なのか
・ベネフィット(将来的な価値やメリット)
・他社との違いやUSP(独自の強み)
・どんな人が働いているのか(人を見せる)
・会社概要や沿革
・伝えたいコンセプト
というような内容が多いと思います。
用途に合わせて必要な情報、伝えたい情報を会社案内の動画に組み込んでいきます。
で、見る側の視点で考えた時に重要なのが、
・どこで(場所)
・誰と誰が(1人で見る・対面で見せる)
・どんな環境で(スマホ・PC・スクリーン)
・どんな人が見るのか(どんな行動をとって欲しいか)
これですよね。
そして動画の時間も関係してきます。
要するに、どんなターゲット層に、どんな場所で、どのように見せて、どんな行動をとってもらいたいのかを明確にしてから動画設計に入るべきなんです。
例えば、
営業先に会社案内の動画を見せようとした時に、10分以上の動画ってどうですか?
いくらクオリティを高く制作したところで、飽きますよね・・。
逆に、新人研修やリクルート系の活用であれば、ストーリー性を持たせて10分くらい動画があっても、あっという間に終わった感覚も感じてくれると思います。
同じ10分の動画でも、ターゲット層と動画の構成によっては、
「もっと知りたいな」と思うか、「ちょっと長いな・・」と思うか分かれてきます。
結局、興味がそこまでない限り、また集中して見れる環境でない限り、
作り手の想いほど動画を長く視聴してくれることって少ないんです。
なので、最初の企画がとても大事なんですね。
一定のリズム(抑揚がない)動画は見ていて飽きやすいので、
場面を切り替えたり、インタビューやBGMなど、長ければ長いほど工夫が必要。
会社案内動画制作会社の選び方
さて、動画制作会社の選び方ってかなり重要ですよね。
動画は作り手(カメラマンや編集者)のスキルによって、かなり仕上がりが変わってきます。
カメラマンの僕が言うので間違いありません。
よく、プロカメラマンだから同じじゃないの?と聞かれることもありますが、
同じ機材、同じ人物を撮影したとしても、どんな風に撮影するか、編集するかは微妙に異なってくるのです。(カメラの位置や角度、機材の設定や編集の仕方も違う)
なので、ディレクションやマーケティング視点で打ち合わせをする必要があるということですが、
意外と「制作会社の作りたい動画」になっているところも多いのが現実。
「こういう風に提案したい」
「こんな風にできますか?」
みたいな注文もあります。
もちろん、クライアントが希望している動画を制作するのが仕事なのですが、
本来の目的である「成果に繋げるための会社紹介ムービー」なのに、
制作サイドが作りたい動画を完成させることがゴールになっているケースもあります。
自社でマーケティング、広報担当がいる場合
過去データがあると思いますので、一番成果に繋がったケースをモデリングして応用していく方法もあります。
この場合は動画制作会社、個人の映像クリエーターに絵コンテから企画概要まで説明し、
目的も合わせて共有しながら進めることができる動画制作会社を選ぶべきです。
全ては事実ベースのデータ。
反応率が良いケースや、広告運用などを行なっているならABテストもされているはずなので、
過去の実績や制作事例を参考に「これと似たような感じで作って」と伝えると、
似た雰囲気で撮影したり制作することが可能になってきます。
全て動画制作会社に任せたい場合
専門的な知識や、広報担当・マーケティング担当がいない場合、
単純にハイクオリティな映像制作をできるところではなく、
しっかりとマーケティング観点、本来の目的に合わせて提案してくれる動画制作会社が良いと思います。
費用もその分必要になってきますが、動画を安価で作りたいのではなく、
動画を活用して成果に繋げることが目的なので、会社案内の動画をどのように活用したいかをしっかりと相談しながら決めることが大切だと思います。
最近、AIで制作できる仕組みも増えてきて、簡単にスライドショーや動画制作も可能になってますが、
動画を作ることが目的ではなく、
成果=会社案内の動画を見せることでどんな行動をしてほしいか?
この部分がとても大事なので、動画を量産すれば良いと言うことではないんです。
YouTubeと組み合せて活用
会社案内の動画を作ると、いろんな用途に使用できますね。
冒頭でもお伝えしたように、どんな人にどのように見せていくのかが大事です。
・どんな会社なのか
・ベネフィット(将来的な価値やメリット)
・他社との違いやUSP(独自の強み)
・どんな人が働いているのか(人を見せる)
・会社概要や沿革
・伝えたいコンセプト
会社案内動画をYouTubeチャンネルにも掲載することで、YouTube内からの流入があったり、ユーザーも簡単に動画を共有することもあります。
YouTubeの機能として「シェアする」ことが簡単にできるからです。
また、Googleのプラットフォームでもあることから、Google検索でも表示されるようなケースもあるんですね。
タイトル(キーワードを入れる)・サムネイル・タグ・説明文も大事です。
また、YouTubeを利用しているユーザーの好みに合わせて、自動的に似たようなジャンルの動画を関連動画に表示させる仕組みがあります。
会社案内動画を制作するだけでなく、いろんな用途や導線を考えて始めることで、
企業や店舗の認知に繋がったり、SNSで拡散されたりなど、いろんな可能性を秘めてます。
なので、YouTubeの動画プラットフォームを利用するメリットがあるのです。
まとめ
今回は、企業や店舗が「会社案内の動画制作の始め方」について解説してみましたが、いかがだったでしょうか?
人材不足と言われている世の中ですが、動画をうまく活用することで、
本来企業が伝えたいことや、大切にしているコンセプトに共感してくれる人材も集めやすくなると思います。
ある意味、事前にフィルターをかけることもできますよね。
営業先や新規開拓の時にも、目的に合わせた動画を作ることによって、営業マンの1つの武器として活用することもできると思います。
資料だけでは伝わらない部分ってあると思います。特に創業者の想いやスタッフさんの熱量とか。
だからこそ、会社案内の動画でも、誰に見せるか、どんな環境でどのような目的で制作するのかがとても大切だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。