企業や事業者がYouTubeを活用したい多くの目的は『集客』だと思います。YouTubeをビジネスに活用することで『集客がラクになる』からです。
しかし「動画をアップしても全く再生されていない」「誰も見てくれない」「動画を作るのに時間がかかってしまう」「途中で辞めてしまった」など、企業や事業者としてYouTube運用に取り組んでみたものの、思うような結果につながっていないケースがあるのも事実です。
そこで今回は『YouTube集客でやってはいけない５つのこと』というテーマと、YouTube運用のメリットを正しく理解して、具体的にどう活用すべきかをお伝えしていきます。
YouTube集客でやってはいけない５つのこと
まず最初にYouTube集客を行なっていく上で、やってはいけないことをお伝えします。
逆を言えば『正しくできていれば集客に繋がる』と思ってもらって大丈夫です。悪い例から改善ポイントまでお伝えしますのでぜひご覧ください。
ターゲット選定ができてない（運用方針の決定）
ターゲット選定ができていないとは『視聴者の属性・どんな人なのか』が決めていないまま動画をとりあえずつくって公開している状態。
すなわち『自分目線だけ』の動画を配信してしまうことです。
YouTubeの画面の先には『人』がいます。マーケティングの基本ですが『誰に届けるか』というのは非常に大事です。
運用方針を決める際に『誰に向けて、どんな内容を、どのように届けるか』を最初に決めることで、どんな動画を配信すべきかの軸をつくることができます。
ターゲットの視聴者に支持される動画であるべきであり、視聴してくれたユーザーが興味や関心を持ってもらうことや、ユーザーにとって役立つ動画であることも大事な要素です。
ダラダラと自慢話だったり、自社商品のアピールだけ・・だと途中で離脱すると思いませんか？
人気チャンネルの真似だけしてる（内容が薄い）
人気のYouTubeチャンネルをモデリングする手法は１つあるのですが、ただ真似すれば良いというわけではありません。
まず分解して、そこから分析して『何が視聴者にとって人気なのか』を割り出すことも大事です。
ただ見た目だけを真似するのは所詮後手に回ってしまい、視聴者からしても『〇〇のパクリ』とコメントされて逆に評判も悪くなってしまいます。
コピーする偽モノになるのではなく、より詳しいコンテンツを配信したり、自社の内容に置き換えて配信することが大事です。
そのためには先ほどの『視聴者ターゲット』を正しく理解することも大事です。
サムネイルやタイトルが適当（SEO対策できてない）
サムネイルとタイトルはYouTube集客において非常に重要な要素になってきます。
YouTube内での検索だけでなく、Google検索などからの流入も含まれるSEO設定は集客を行う上で必ず設定すべき項目です。
悪い例として『会社名＋商品名』だけだったり、誰も検索しないようなキーワードでタイトルが構成されてるのもよくありません。
検索を意識した動画タイトルは潜在顧客だけでなく、今まさに商品を探している人にとって『適切な動画と適切なキーワード』を設定できてるかだけで、かなりの機会損失を行なってると思ってください。
いくら動画の内容が良かったとしても、見つけてもらえなければ無いに等しいわけですね。
サムネイルはクリックしてもらうための重要な要素です。YouTuberや人気チャンネルは必ずサムネイルに注力しています。
クリック率に１％〜２％の差があるだけでも再生回数も違えば、クリック率が低いとYouTubeで露出する機会も徐々に減っていってしまうのです。
運用目的が定まってない（視聴者を見ていない）
視聴者を無視している動画というのは、動画の内容がバラバラで一貫性がないことです。
いろんな意味で損します。（反応率が悪くなる・YouTubeからおすすめされなくなる・視聴者も離れる）
ターゲット層にとって良い動画を届けること。まずはココをすごく意識すべきだと私たちは考えていますし、実際に集客を行う上で必要な考え方（運用目的）なのです。
ちゃんとゴール設定をすることが大事なので、戦略を全く考えずに好きな動画を作っていくのであれば・・個人の趣味でやればいいと思います。
あくまでもYouTube集客を行なっていく前提であれば、運用目的をはっきりさせてコンセプトに沿った動画を配信することが大事ですね。
そして反応率を見ながら『どの動画を伸ばすべきか』という分析も行なっていくことも重要です。
動画の質が悪い（何を伝えたい動画なのかわからない）
動画の質が悪いとは『画質・音質・画面の見やすさ・見た目の印象』など、動画を見たときに入ってくる情報のことです。
これは「悪い」というのは『ターゲット層に合っていない』という意味も含まれています。
編集次第は動画の魅力を引き出すものですが、ターゲット層の好みに合わない編集（女性向けなのに男性色が強い編集など）を行うのはもったいないです。
ターゲットの視聴者に好んでもらうことが大事です。
そして動画は、より多くの情報を伝えることができる反面、必要ない情報を伝えてはいけません。
・なんか嫌な喋り方だったり
・服装や髪や顔が不潔で不快に思えたり
・雑音や周囲（背景）が邪魔になったり
・声の質がターゲット層から支持されない
など、すべてターゲット層に合わせて動画作りをすることが動画マーケティングの基本なので、自分目線や自分達が良いと思うものではなく、視聴者が求めているものを提供することが大事です。
YouTube集客のメリットを理解する
YouTube集客のメリットは、
・集客コストを削減できること
・集客を自動化できる商材もあること
・広告費に予算をかけずに集客につながること
・仕組みを構築すると将来的にラクになること
・YouTubeですでにファン化してるので成約率が高い
というように経営者にとって非常に魅力的なメリットがあります。
売上に関係してくる『成約率』
YouTubeをずっと見てもらっている視聴者から問合せされる場合は成約率が高い傾向にあります。
そして集客をし続ける『集客コスト』も将来的にラクになるので利益率も変化してきます。
また集客だけでなく、採用コストを下げることに成功している企業も実際にあるので、YouTubeを活用することで様々なメリットが企業や事業者にとってあるわけですね。
YouTube集客でやるべきこと
YouTube集客でやるべきことは、
・ターゲット視聴者を選定→お役立ち・問題解決・共感・憧れコンテンツなど軸を決める
・それを届ける（見てもらうため）のSEO対策やYouTubeの正しい運用を行う
・視聴した人がどんな感情や行動をとってもらいたいかを考えた動画作り
基礎となるのは『質の良い動画をターゲット層に届ける』ということになります。
再現性のある方法については、こちらの記事でも解説していますので合わせてご覧いただければ幸いです。
まとめ
今回は『YouTube集客で失敗するやってはいけない５つのこと』というテーマでお伝えしましたが、YouTube集客は実際にできることであり、正しく運用を行うことでウェブ資産となる非常に優れたプラットフォームなのは間違いありません。
正しく運用することで自社の集客もラクになり、中にはYouTubeからの収益も毎月何十万・・という事業者も実在します。
商品単価や商材によってYouTubeの活用方法は変わってきますが、今回紹介した５つのポイントは必ず抑えて運用してくことで、結果的にYouTube集客も成果につながってくると思います。
ぜひ戦略的な運用を行なって事業を安定させてスケールするために活用してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
YouTube集客を行いたい企業や事業者の方へ
