今回はYouTube運用や動画広告などを活用しようとお考えの方向けに
『動画マーケティング』の本質的な部分、これを理解すると、どんな企画を打てばいいかなど
『自社の方向性』をしっかりと持って取り組めるようにお伝えしていきます。
単純明快なので、サクッと読んで頂いて参考になれば幸いです。
動画マーケティングの最重要課題
『どうやったら商品が売れますか?』
『どんな動画を作れば良いですか?』
など、動画を活用していきたい事業者や企業さん多いです。
某市町村の観光PR動画に何百万もの予算をかけて作った動画が全く見られてない。
というモヤっとする現実もありますね。
動画撮影から編集、制作など行ってきたカメラマンとしての視点と、
マーケティングの観点から今回は『わかりやすい解説』をしていきます。
まず、『動画』を制作するにあたって、まず考えないといけないのは・・・
『まず、見てもらえるの?』
って部分です。(そもそも論)
せっかく作っても、見てくれる人がいなかったら意味ないですよね。
これサラッと言ってますけど、かなり大事なことなんです。
例えば、、
『いざ視聴するイベントのとき、新婦は映像が見えにくい位置にいる』
『良かれと思ってゲストが新婦にお酒をつぎにくる』
『結果、新婦さん、新郎さんの力作の映像がほぼ見れない』
これは『映像を見る環境が整ってない』という状態です。
まだあります。
『色んな企画の中から選んだ〇〇でプロジェクト開始』
『決定権は役所のお偉いさま』
『プロジェクト通りに映像が仕上がる』
『公開してもほぼ身内だけの再生で終わる』
『結果、何のPRかわからず税金が使用されてるだけ』
っと、毒づいたこと書きましたが実際にあった話です。(映像はキレイだけど内容がつまらない)
これは『自分視点でいいと思ってる』ので『見てる人にどう思って欲しいか』に欠けてる部分と、
『どこで』見てもらうか、『誰に興味を持ってもらうか』の配信方法やプラットホームの選び方や色んな部分で欠けてると思います。
せっかく時間をかけて、予算をかけて制作した動画でも、
見てもらえないと『0』なんです。『無い』のと同じなのです。
なので、まずは見てもらえる環境づくり。
これを事業者や企業に置き換えて考えると、『お客さんとなる人』に向けて動画を見てもらえるところまで設計すべきだと考えてます。
そもそも、ちゃんとお客さんのこと理解してますか?という部分です。
人の購買行動には理由がある
お客さんのことを理解してるかという点について詳しく話します。
これは、『たくさん類似業種や競合他社がある中で、なぜ自社を選んでくれたのか』という部分を理解してますか?という部分です。
今の世の中、唯一無二の商品サービスは極わずか。ほぼ同じようなサービスはあると思います。
その中で、『なぜ、自社を選んでくれたのか』というお客さんが選んだ理由が大事です。
商品の単価やサービスの内容によって、色んな理由があると思います。
・品質で選ぶ
・距離的なもので選ぶ
・性能や価値を感じて選ぶ
ここは聞けばわかります。
大事なのは、この選んだタイミングより、『もっと前にあるその人の背景』です。
・品質で選ぶ → 良いものを選びたい、価値を感じる。→ なぜ?
・距離的なもので選ぶ → 近場が便利、遠くても通いたい。→ なぜ?
・性能や価値を感じて選ぶ → 良いものを長く使いたい、ステータス。→なぜ?
この『なぜ?』を繰り返していくと、その人の価値観や選んだ理由の情景があると思います。
即買いする人もいますが、『比較する・迷う』というタイミングも『買う前』にあるわけです。
そこで顧客が考えていること、わからないこと、迷ってることに対して『動画』で『その人にとって役立つ、参考になる情報』を提供してあげます。
特にその人にドンピシャでハマる内容だと理想です。
見て欲しい人に向けて動画を設計する
動画の企画や構成も『顧客層がモノを買う前』の状態で響く内容を発信していくことが大事だと思います。
もちろん、比較検討している人にも当てはまることが多いのですが、
『誰に・どんなタイミングで・どのような内容を・どこで見てもらうか』
この『どこで』というのは様々なので、ここは顧客層の年代や行動に合わせて最適なプラットフォームを選ぶといいと思います。
スマホの画面なのか、テレビなのか、YouTubeなのか、インスタなのか、デジタルサイネージなのかなど、
『どこで=どのプラットフォームや動画を見る環境(デバイスも含めて)』に合わせて動画を設計してあげるといいと思います。
同じSNSでも、TwitterとインスタとYouTubeでは『ユーザーの属性』も少し異なります。
さらにいうと、『動画を見た後にどんな行動をとって欲しいか・感情を持って欲しいか』というところまで考えると、
冒頭に述べたような『誰も見ない動画』には、なりにくいと思いませんか?
まとめ
ということで、今回は動画を活用したい事業者や企業さんに向けて、
そもそもどんな動画を作れば良いか?という部分で理解すべき点=『自社のお客さんを正しく理解する』
というお話でしたが、いかがでしたか?
YouTubeでもそうですが、どんな動画を配信すべきなのか方向性があやふやに陥りがちなことはよく聞きます。
そんな時に、今回お伝えした部分を参考にして『自社が動画配信すべきこと』がなんとなく見えてきたよ。って思っていただけたら嬉しいです。
動画は本当にすごい可能性で溢れてると思います。
ものの数十秒で人を感動させたり、思いっきり笑わせたり、新しい気づきを与えたり、素晴らしいコンテンツだと思います。
今後、ビジネス活用していく必須のコンテンツだと思いますので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!